戦え!アルカイザー

日々のこととか、医療のこととか、社会のこととか

外科医の今後

 日本における外科医の偏在を考えると、今後ロボット手術、遠隔手術が広がっていくのはほぼ間違い無いと予想されます

(まだ先になるでしょうが、最終的には手術の自動化が行われていくと思います。が、とりあえずそれは置いとくことにします。)

通信技術である5Gが完全に整備されれば、遠隔手術が可能になるのは自明であり、末端の市中病院に常勤の外科医がいなくても手術は行えるようになるんじゃないでしょうか

ただ、術中の麻酔や術後管理は必要になるので、麻酔科医や集中治療医はいた方がいいと思いますが

逆に言えばその人たちがいればロボット手術の現場サポートはできるわけで、今以上に外科医の集約化が起こる可能性は高いです

そして、今よりさらに専門性に特化した外科医が必要とされるはず

(ある特定の術式しか行わない外科医、といった感じ)

これについては、そう遠い未来ではないのでは

おそらく(学会の頭の固いじじいども偉い人が抵抗しなければ)10年以内にかなり大きく変わるでしょう

 

ダヴィンチの特許も切れ、川崎重工などの日本企業も手術ロボット開発を行なっていく中で、現在行われている昔からの術式に習熟する必要性って果たしてなんでしょうか

通信技術や手術設備の導入が遅れる田舎でずっと一般外科医として過ごしていくつもりならいいですが、それでもその需要があるのは、長く見積もっても15-20年くらいと思ってます(期間については完全に個人的なカン)

 

予防医学がどれだけ発展しても、手術は全くゼロにはならないと予想されます

不慮の事故や先天奇形などは完全には無くならないはず

外科医の需要が無くなるのはだいぶ先でしょう

とはいえ、若い外科医が頑張っていくモチベーションってどうやって維持していくんでしょうか

明らかに時代にキャッチアップできていない医局や病院という組織の中で、どうトレーニングを積めって言うんでしょうか

うーん

 

とりあえず終わります