医学系研究科の基礎医学系の講座には
医学部医学科卒業生以外の大学院生も結構いるらしいです
まあ別に基礎研究は医師免許なんていらないし
医者だけで構成される必要性は全くないわけで
それは全然構わないんです
ただ、大学院生ていうのは所詮学生なので、学費というものが発生します
(一言で大学院生といってもいろんな立場の人がいるっぽいので一概には言えませんが)
給料が出たりもしますがそれだけで生活するのはかなり厳しい状況です
医師免許を持っている人なら、市中病院の当直バイトをすることで結構稼げたりもするのですが
毎日朝から晩まで研究してて、さらに週に1-2回夜間当直のバイトをする
という状況ってだいぶしんどいわけです
医師免許のない人はさらに大変で
家庭教師や塾講師、飲食店など大学生がするような一般的なバイトをして生活をしている
という人も多いみたいです
そういった人たちは経済的に余裕が無いため
「俺はいつか研究だけで食っていく」というマインドが強く
当直バイトで(比較的楽に)稼げる医学科卒業生に対してあたりがきつい傾向があります
そんな非医師の気持ちもわからなくもないけれど
「そんなふうに思うなら頑張って勉強して医学部入って医師免許取ればよかったじゃない」
とか思っちゃうではありますが
まあ問題点はそういうことではなく
そもそもなんで研究している人達はこんなに経済的に困窮しないといかんのか
というところです
正直、大学院生の能力もピンキリで
めちゃめちゃ賢いしやる気もある大学院生もいれば
なんとなく研究っぽいことやっているだけの大学院生もいます
大学院生になるための間口が広すぎることも問題だと思いますが
やっぱり科学技術予算が少なすぎると思います
アメリカやイギリスの大学院生の待遇を考えたら
そりゃあ優秀な日本の研究者はそっちに流れていくわな
という感想しかないです
研究する人を選抜してもっと絞って、その人たちの待遇をよくしてあげれば
優秀な人材が海外に流れていくのを少しは予防できるんじゃないかと思います
ついでに
基礎研究ですらこんな状況なんだから
臨床研究なんてもはや金の無駄だしやらなくていいんじゃないかと
AIに全部やってもらえるようにとっとと準備を進めればいいんじゃないかと
思ってしまったりします
終わります