戦え!アルカイザー

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G検定感想と乳がん検診について

めちゃくちゃ開いてしまいました

ちょっと前から、書かないといかんなと思いつつ

でもG検定受けたし結果出てからにしよ、と思ってたら

こんなタイミングになってしまいました

 

で、G検定ですが

2021 #3を受験して

なんとか合格してました

受験中は知らん用語が出まくってて

なんやこれ勉強した意味あるんか、と思いながら回答してましたが

意外と正答率はよかったです

カンニングとか不正行為は禁止、的なこと書いてありましたが

どう考えても試験中の検索を織り込み済みとしか思えない問題ばかりでした

試験時間は2時間ありましたが全く余ることなく

むしろ見直しとか考えたらもうちょい時間欲しいくらいの試験で

公式教科書、スマホを駆使しながら必死で解いた感じです

 

これからE資格に向けて勉強するのか

試験勉強は一旦置いといてKaggleとか nand2tetrisの勉強をがんばるのか

ちょっと悩み中

プログラミングやPCの基礎的な勉強をすることは絶対に無駄じゃないし

どれやってもいいし

まあ気長にやっていきます

 

さて

最近の職場の話ですが

当院の外科で乳がんの一次検診を始められないか、という提案がどこかからあったらしく

マンモグラフィー読影の話になりました

当院の外科には乳腺外科医がいないので

乳がん検査、治療に関しては正直ちょっと苦手な部分があります

怪しければ乳腺外科の専門医がいる病院に紹介して

精査、治療をやってもらってる状況です

で、乳がん検診といえばまずはマンモグラフィーですが

マンモグラフィー読影には一応資格があって

当院にはこの資格を持っている医者はいないし、これまで通り一次検診は行わない方針でいきましょうか

という感じになりました

一応この資格を取ろうと思っている医者はいなくもないらしいですが

 

まあ今から当院で一次検診を始めなくても、とは思うので

この方針は別にいいんですが

今の時代にその資格を新規に取る意義って何かね?

と強く思いました

そもそも、マンモグラフィーみたいな

写真数枚から病変を見つけ、良悪性を判断する

その判断は確定的ではなく、ある程度怪しいものをひっかけて、二次検診につなげる

みたいな検査って

どう考えてもAIでいいでしょ

動的な要素も無いから対して複雑なプログラムじゃないし

全国どこでも同じレベルで検診が行える

技術にゆらぎのある、しかも人件費のかかる人間の医者を使うよりよっぽどいいと思うのですが

読影医の雇用を守る、とか考えてるんですかね?

まさに画像認識とか物体検出とか

CNNの得意とする領域だと思います

 

もしAIがすぐに導入できないとしても

きちんとした画質で画像を転送できる技術があれば

現場に読影医がいる必要なんてないでしょう

すでに資格を持った読影出来る人のところに画像送って見てもらえば事足りるのに

新たに資格取る必要ありますか?

今すでに資格を持っている人たちが数年頑張ってくれれば

さすがにAI診断が普及してくるはずです

ちょっと考えればそういう発想になりそうなものなのに

 

現状、この資格がないとこの仕事はできません、みたいなものはまだまだあるのかもしれませんが

今の制度に合わせて自分の今後の方針を決めるのは

愚策でしかないな

と思います

今後の変化を予測しながら自分の身の振り方を考える

が正しい態度だと思います

 

終わります