戦え!アルカイザー

日々のこととか、医療のこととか、社会のこととか

マジョリティでいること

アフターデジタルの続編2冊(青いのと黄色いの)

DX進化論

読みました

アフターデジタルの青いほうはちょっと実践的な内容過ぎて

あんまり今の自分とは重ねられませんでしたが

黄色いほうは結構な衝撃がありました

最先端なことやってる人たち

やっぱり考えてることが全然違うんだなーという感想

DX進化論も似たような感じでした

 

別に時代にキャッチアップしなきゃいけないわけじゃないし

社会でどんな変化が起きているか、起きようとしているか

知らないなら知らないで幸せなのかもしれないけれど

せっかくいろんな知識に触れる機会があるのだから

できるだけ情報拾いにいかないと人生もったいないような気がしてしまう

なので

これからも読書は続けていこうと思います

 

さて

日本の一昔前の教育、というか社会全体は

マジョリティでいることが正義であり

マイノリティに属すべきではない、というのが暗黙の了解だった気がします

例えば

男の子はちょっとのことでへこたれずに頑張るべき

女の子はおとなしく目立たず周りをたてるべき

将来を考えたら勉強を頑張って偏差値の高い大学に行くべき

大学を出たらできるだけ有名な上場企業に就職するべき

などなど

こういう考え方が一般的な(≒マジョリティの)考え方だったと思います

 

今は別にこれが絶対正しいわけじゃないよね、てのが広がってきてて

男の子だって弱くていいし

女の子がやりたい放題やったっていいし

勉強以外の道はいくらでもあるし

ベンチャー企業や地元の中小企業でも充実した人生は送れる

実際にこれを実行してる人はもしかしたら社会的にはマイノリティかもしれないけれど

マイノリティの考え方もまちがってない

 

たぶん今の大人たちは

頭ではそういう時代だとわかってはいるけれど

その考えにネイティブではないという状況

森喜朗さんとかがいい例ではあるけれど

「なんか多様性みたいなものを認めなきゃいけないのは知っている、だが感覚として腹落ちしてない」

みたいな

 

30代以上で割と社会的地位が安定している人の多くは

ずっとマジョリティの考え方でうまくいってきた人ばかりではなかろうか

「マイノリティの価値観を認めましょう」と言われて

多様性を受け入れるべきなのはわかっているけれど

これまでの人生で自分がマイノリティではなかったから

マジョリティからはずれることができない

 

でも今後の社会の変化は

あらゆるマジョリティを解体する

マジョリティなんてものは無くなり

数多のマイノリティの集合体になる

 

自分からマジョリティから外れる気なんて無かった人が

ある日それが幻であると気づく

そして

今の才能ある若い世代(マイノリティでいることに抵抗がない世代)には圧倒的に勝てないと悟る

それは個人としての力を使ってこなかったから

マジョリティである母体に属している安心感が失われて

個人の力が試されるようになるから

 

まあそんな感じの未来になる気がしてます

 

積極的にマイノリティになろうとするのは単なる天邪鬼なので

そういうんではなくて

自分がマイノリティであっても動じない

「個」というものを意識して生きていけたらいいかなと

思っています

 

なんか抽象的な内容ですね

 

終わります