これまでの自動車業界においては
どうしたら快適に運転できるか
燃費をよりよくするにはどうしたらいいか
デザインをどう変えれば人気が出るか
どうしたら居住性が向上するか
などなどいろいろな項目を改良して
よりよい車作りをしてきただろうし
そこは別に非難されるところじゃないです
僕は未だにセドリックが好き
フーガになる直前のデザインが一番好きだけど
その前の型も味があっていいと思います
ただ、今後も今まで通り
各項目を改良して
より良い車を作ろうとしているなら
それはかなりガッカリな会社だと思います
まず車ってそんなに必要？
移動は自家用車じゃなくてよくない？
ていうかそもそも移動しなくてよくない？
ってとこから考えないといけない
トヨタは、車ではなく(実験的な)都市をデザインする、と舵を切った
マツダは、より良い車に改良しつつ、乗る人に物語を提供するような方針にしている
光岡みたいに、昔からかなりコアな車好きを狙った車作りをしてるところもある
たぶんそんなふうに、どこかで旧来のやり方を変えないといけないんです
大きなゲームチェンジが起きている中で、旧来のスピードで改良していっても、その会社に未来はない
少しずつ進歩しているつもりでも、それは現状維持と同じ
現状維持はすなわち衰退しているということです
どんな業界でもゲームチェンジは起きてきているのに、無自覚な人は多いと思います
大阪都構想に反対していた人たちは、きっとゲームチェンジを実感していない人たちなのでしょう
医療界も同じです
安易な現状維持や慣例に倣った行動をとることは
もはや衰退を選んでいるのと同じなのに
黙って衰退を待つのではなく
僕は新しいゲームにトライしたい
普通の感覚だと思うのですが
終わります
