戦え!アルカイザー

日々のこととか、医療のこととか、社会のこととか

新しい生活様式と診療、治療

コロナが収束に向かいつつありますが

世の中の生活様式は元通りにはならないでしょう

世間にテレワークが広がって

生活のベースがオンラインにうつるというか

オンラインとオフラインの境界が曖昧になるというか

まあそんな感じになるんでしょうが

病院診療とか手術とかってどうなるんでしょう

 

医者がオンラインで手術やカテーテル治療をすることは可能になるでしょうが

患者がオンラインで手術やカテーテル治療をしてもらうことは不可能でしょう(たぶん)

身体という物質をオンライン上に載せるわけにはいかないので

てことは、ビジネスでいうECではなく実店舗としての病院は今後も必要になるはず

 

まあ若年者や軽症患者で、内服のみで治療可能な場合

実店舗に行く必要が無くなってくるので

入院施設の無い内科クリニックとかは相当な打撃を受けるでしょうが

そこはうまいことOMOを進めないと生き残れないでしょうね

その話は置いとくとして

 

実店舗としての病院の取り組みとしては

手術やカテーテル治療を行う医者と病棟で患者を診る医者は

完全に分離させていく方向に進むんじゃないでしょうか

アメリカ的な治療というか

働き方の効率を考えるとそうならざるを得ないんじゃないですかね

 

そこを突き詰めていくと

治療をする医者は遠隔にいて

病棟管理をする医者が病院にいる

という感じになるでしょう

治療をする医者は別に病院に出勤する必要はないし

手術ロボットとかを作る企業に所属して

遠隔手術センターみたいなところで仕事をするようになるのかもしれないです

 

それで手術ばっかりやるのもまあ悪くはないし

そういうシステムを構築するのはおもしろそうだと思いますが

ずっとその仕事を続けるのは

なんかすぐ飽きてしまいそうだなと思ってしまいます

治療してよくなった患者さんも触れ合う機会も少ないし

外来みるわけでもないし

 

救急科(たぶん北米型)、集中治療科、産科とかは今後もあまり業務は変わらないのかもしれないですね

緊急性があって診察→診断→治療(初期対応)の臨機応変な対応が求められるし

抜本的なオンライン化は難しそうです

あとは化学療法やってる科とか緩和ケア科とか精神科とかの

人間力というか話術というか

そういうのが重要な科も

あまり形態を変えないのではないでしょうか

 

どうなるかはわかりませんが

淘汰されまいと受動的に仕事を選ばされるよりは

新しいシステムを作って淘汰する側に回りたい

と思ってしまいます

 

終わります